2013/09/20更新

[JS] Webkit限定!デスクトップ通知の実装が、意外と簡単だったのでやってみた

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こんにちは、です。
HTML5で策定中のWeb Notificationを、Chromeでデスクトップ通知として実装することが出来ます。
今回のブログでは、Webkit限定のお話になりますが、Webページからデスクトップ通知を行う方法を書きたいと思います。

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Webページからのデスクトップ通知とは

デスクトップ通知とは、SkypeとかTweetDeckなどのデスクトップアプリケーションを使っていると、 何か通知があると画面の右上とかにバルーンが表示されるあやつです。

今迄のWebでは、セキュリティ観点よりWebページからローカルPCへのアクセスが制限されていましたが、 現在策定中のHTML5では、デスクトップ通知が可能になるかもしれません。
Chromeでは、すでにデスクトップ通知機能が実装されていて、利用できるようになっています。
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今回は、この実装内容を紹介したいと思います。



デスクトップ通知を実装する

デスクトップ通知の表示実装は簡単で、以下のように行います。
// 表示可能かの権限チェックを行います
var hasPermission = window.webkitNotifications.checkPermission();
if (hasPermission !== 0) {
    // 権限が無い場合には、ユーザーへ要求します。
    window.webkitNotifications.requestPermission();
    return;
}

// デスクトップ通知を表示します。
window.notification = window.webkitNotifications.createNotification(
    'http://yoheim.net/image/277.jpg',
    'Title!!',
    'Message!!\nAAAAAAAAAAAAAAAAA\nBBBBBBBBBBBBBBB'
);
notification.show();
これで表示が完成しました。createNotificationメソッドの引数の内容は以下の通りです。
Index 内容
0 表示する画像のURL
1 タイトル
2 本文(\nで改行できる)

表示した通知を閉じる場合には、以下のように実装します。
window.notification.close();
またクリックイベントも受け付けることが出来ます。
// 通知をクリックされたら消す
window.notification.onclick = function () {
    window.notification.close();

    // 遷移とかも出来ます
    location.href = 'http://yoheim.net/';
}
こんな感じでデスクトップ通知の表示や削除が行えます。簡単な感じで良いですね!
自分の環境で確認したところ、ChromeやSafariで動作しました。



Chromeの設定

執筆時点では、上記のデスクトップ通知は、設定で有効にしないと使えないようです。
Chromeの場合、「設定 -> 詳細設定 -> プライバシー -> コンテンツの設定」の以下画面で、通知を有効にすることが出来ます。
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参考資料

今回の実装をするにあたり、以下の資料が参考になりました。

■StackOverflow - Chrome desktop notification example?
http://stackoverflow.com/questions/2271156/chrome-desktop-notification-example

■W3C - Web Notifications
http://www.w3.org/TR/notifications/



最後に

Webアプリケーションからもデスクトップ通知が出来ると、より使いやすいアプリに出来そうです。Chatworkとかは既に取込み済みで、いい感じです☆
自分の作るアプリにも取り込んで、より使いやすいアプリケーションを目指したいところです。

最後までご覧頂きましてありがとうございました。





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