2018/04/17更新

【ご報告】会社を辞めて独立しました

このエントリーをはてなブックマークに追加      

こんにちは、宗定(@yoheiMune)です。
5年半ほどお世話になりました(株)サイバーエージェントを退社し、独立することにしました。今の気持ちを残しておきたいと思い、今日はブログを書こうと思います。



目次




CA

CAで働いている間は非常に充実して楽しい日々で、たくさんの方と一緒にできて本当に感謝しています。最初はマークアップエンジニアという肩書きで入れてもらって、他の人が書く本格的なCSSのに恐怖を感じたり(marginとpaddingの違いすら分かっていなかったw)、Javascriptのクラスが分からなくてドキドキしていたことが懐かしく感じます。その後はフロントエンドエンジニアとしてコミュニティサービス、ブラウザゲームなどを数年経験させて頂き、フロントエンドのチューニング大会で準優勝を頂く経験もできました。その時は詳しくは言えませんが、それぞれのコミットに自分の人生がかかっていて、すごく緊張しながらコードを書いていたことを思い出します。

その後、電子書籍のサービスも担当させていただきました。そこではフロントエンドの枠を超えてプランニングにも参加し、非常に貴重な経験をさせて頂きました。当時は非常にぶつかることもあり本当にご迷惑をおかけしましたが、、その時の経験がいまのベースになっていると思っています。社長やチームのみんなに本当に感謝しています。電子書籍のサービスは今でも愛用しています。

そのあとは技術専門の横断組織に異動し、全社を挙げての注力サービスにも参画させて頂き、間接的ながら藤田社長のビジネスの進め方、大多数のエンジニアをまとめ上げるリーダー、果てしなく大きなデータとの戦いなど、たくさんの経験/見聞をさせて頂きました。

サイバーエージェントに所属している間、すごく勉強させて頂いていたことの1つが組織の作り方でした。CA8、CA36、YMCA、といった仕組みや、プロレポ、月初会/締め会、表彰、ポスター、など人を奮い立たせる方法がこんなにも出てくるのか/実行されるのか、と本当に驚きの連続であり学びの連続でした。それ無駄じゃん、と言う人たちもいましたが、このすごさに気づいていない気がします。また「言葉を大切にする」文化も非常に勉強させて頂きました。1つのフレーズを決めるのに何時間も話し合うし、決めた言葉はポスター掲示したり毎日話したりして定着を促すし、それが組織を動かす原動力の1つなんだと教えられました。社長の事業プレゼンの後に発表されるフレーズについて、コミカルに使い方の例を説明していましたが、楽しみながらも言葉を大切にする文化が凄いんだと感じていました。「小池20」という言葉を決めた理由を聞いたときには感動でした。

他にも参画したいプロジェクトや組織はいっぱいあったし、爆速で成長する人たちも間近で見て凄いなと思ったし、もっともっと働いてみたいと思える会社です。短い間でしたが5年間をご一緒させて頂けて、本当に感謝しています。



独立のこと

そんな素晴らしい会社にいながらなぜ独立したのか。それは、もっと可能性に挑戦したいという気持ち、がずっとあったからでした。これは仕事とプライベートの両方についてです。会社で働きながらずっと悩んでいました(考えを巡らせていました)。

会社の仕事でも様々なことに挑戦させて頂いてましたが、もっと役立てる方法はないのか、悶々としていました。組織の中で働くには、必ずなんらかの形で上の人がいて、自分にもある程度の決裁権はあるものの、上の人にOKをもらう必要もあります。このプロセスが考えを昇華させ、また組織としてのセーフティーバーにもなるものだと思いますが、自分の貢献内容を決めるにも時間が掛かってしまい、モヤモヤとした気持ちでした。

自分の9割の決断は間違えていたとしても、社会の中でビジネスと直接対峙して、失敗をしながらも自分の貢献できることを模索し挑戦する、それを挑戦したいと考えるようになりました。「ビジネスと直接対峙する」ことが自分の中でキーポイントでした。ずっと1人で働くことはなく将来は何らかの形で組織と向き合うと思いますが(もっと言えばそれを目指している)、ビジネスと対峙して世の中に貢献したいんだ、という気持ちが明確になりました。

これから1年は受託開発を通して、ビジネスをドライブしていくことからやっていきたいと思います。どんな価値を生み出すのか、対価はいくらに設定するのか、どのように貢献を増やして行くのか、そのために何に投資するのか、どんな人に会いたいのか、このあたりと向き合っていきたいと思います。またそれらのビジネスを通して、他の人は何を考えてどう行動しているのか、を感じ取っていこうと思います。正直なところ「お金をもらう怖さ」というのがまだありますが、堂々とお金を頂けるような素晴らしいバリューを出していきたいと思います。考えていた当初は仕事があるのか不安でしたが、幸いなことにお話をいただく機会もあり、スタートラインに立てそうです。そう、この1年は生きていくことに必死です。

次の1年は受託という枠に捉われず、さらにバリューを出すことへ挑戦したいと考えています。事業形態がどのようになるのかは全く想像できませんが、できるだけ多くのニーズ/シーズに触れながら、自分は何をするべきなのかを考え、挑戦して行きたいと思います。どんな価値が生み出せるのか、楽しみです。

プライベートでも挑戦したいことがありました。それは、平日9-18時に決まって仕事をするというスタイルから抜け出すとどうなるのか、ということです。家族との時間も大切にしたいし、ビジネスから時間的制約を取り払いたいと思っていました。時間については変えたいことがまだまだいっぱいあって、挑戦したいことが沢山あります。

本当のところは不安な気持ちばかりで押し潰されそうですが、それ以上にこれからが楽しみです。

バリューを出す」という言葉、最近のお気に入りです。



最後に

CAは本当に凄い会社だと思います。いつかは自分もそのようなチームを作りたいと思いつつも、凄すぎてなにをして良いか分かりませんw。今後は社外からになりますが、これからもCAでのことは忘れずに、進んでいきたいと思います。まだまだ若輩者で未熟ですが、たくさんの方と価値を作り出していきたいと思っています。今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど頂けますと幸いです。

最後になりますが、お仕事募集中です。Webサービスを作ることなど、フロント/サーバー/インフラ/iOSと幅広く対応できますので、少しでも役立てましたら幸いです。ポートフォリオはこちらです。

これからもどうぞよろしくお願い致します。

宗定 洋平


RSS画像

もしご興味をお持ち頂けましたら、ぜひRSSへの登録をお願い致します。